日本の国土交通省からの発表により、羽田発着枠が増えます。
http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001305161.pdf
私の注目点は欧州便です。
トルコを除けば3か国に就航するのですが世界三大アライアンスのワンワールド、スターアライアンスそしてスカイチームで見事に分け合った印象です。
フィンランド
現在成田~ヘルシンキを結んでいるフィンランド航空とJAL便はっそれぞれ羽田~ヘルシンキになる模様です。これまで多くのチェコへの渡航者はヘルシンキ経由で来られておりましたが来年以降は更に便利になると思います。尚、フィンランド航空とJALはワンワールドです。
スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)
SASとANAが日本とスカンジナビアを結ぶフライトを羽田から開設できるのですが、SASの場合、現存のコペンハーゲン~成田をコペンハーゲン~羽田に変更し、ANAは羽田~ストックホルムに新規就航ではないかと予想します。コペンハーゲンからプラハ、ストックホルムからプラハもSASは就航しており、ストックホルムやコペンハーゲン乗り換えだと中欧や西欧、南欧へのトータルフライトタイムは短いので料金次第ではフィンランド航空とJAL連合を脅かす存在になれます。SASとANAはスターアライアンスなのでルフトハンザのフライトもコペンハーゲンやストックホルムから利用可能。正直ヘルシンキよりコペンハーゲンやストックホルムの方が就航都市は多いのでヘルシンキ経由は減ると予想します。
イタリア
問題はイタリア便でしょうか。イタリアの航空会社はアリタリアでしょうが、こちらはスカイチームなのでJALともANAとも違うアライアンスに属します。アリタリアは現行のローマ~成田、ミラノ~成田のどちらかを羽田発着になるでしょう。有力はビジネス客が多いミラノかと。問題は果たしてANAです。アリタリアとは違うアライアンスなので接続便はそれほど多く望めません。
番外編
オランダが外れましたね。実現した場合、JALもANAもKLMが所属するスカイチームではないので接続路線が問題となります。