2019年5月30日木曜日

日英ガイド③

実際にお客様に会ってみると日本人は4名、アメリカ人1名、ベルギー人1名、チェコ人2名でした。

ということで待ち合わせ場所のフラチャニー広場のマサリク初代チェコスロバキア大統領の銅像の前で挨拶をし、ガイディングスタート!

基本的には英語で説明した後に日本語で再度説明、又はその逆です。

フラチャニー広場とプラハ城
 プラハ城からの街並みの景色が見えるところにご案内し、その後プラハ城内に入るのですがここでチェコ人の依頼人の方が離脱。離脱理由は拳銃所持のため。。。。後に彼の職業を訊くとプラハ清掃公社の幹部・・・・・

チェコは拳銃の所持の許可を得るのは非常に簡単で、チェコ国籍なら精神鑑定程度のテストだけで取得可能。別に物騒な国でもないのですが合法に所持する人はかなりおり、市内には射撃場はかなりあります。しかも許可がない人でもグアムみたいに打てます。

プラハ9区の某射撃場(撮影は2017年)

待合室

射撃ブース

拳銃以外にもサブマシンガンやアサルトライフルも選べます


射撃をする筆者

結果
閑話休題

日本語と英語でのガイディングで大変なのが頭の切り替えです。通訳をしている時より頭を使います。それに時間も掛かります。通訳なら英語→日本語、日本語→英語ですが、ガイディングだと英語で説明し、英語で質問を受け、その質問に英語で答え、さらに日本語で説明し、日本語で質問を受け、日本語で答える。

プラハ城、カレル橋、そして旧市街広場と行き、そこでガイディング終了。
お客様の昼食のレストランまで見送り、そこでお別れの挨拶をし、終了。

旧市街広場
 おわり


2019年5月29日水曜日

日英ガイド②

五稜郭


1月末に友人から言われていたのは8時間のプラハ観光でしたが、結局半日の4時間に。
当然報酬は減るのですが、前日まで南仏に行っていた私には逆に短くなって助かりました。

正直プラハの8時間観光は不要なんですよね。プラハの観光スポットはプラハ城、カレル橋、そして旧市街広場。これらは4時間で十分です。しかも待ち合わせがプラハ城だったのでホテルからの移動時間もない。これ以上だと昼食を挟まないといけないし、お客さんの集中力も減ります。

プラハは基本的に大型バスが入れない場所が多く、徒歩観光が基本。その為、バスの乗り降り、そして移動に掛かる時間がないのがポイントです。ほかの都市だと観光スポット間の移動はバスになったりしますが、プラハはそれが無いので時間が読めるし、無駄も無い。従ってほかの都市の場合、4時間では済まないと思います。

友人から送られてきたアイテナリーには09:00にプラハ城前のフラチャニー広場にあるマサリクチェコスロバキア初代大統領の銅像前待ち合わせ。日本人と米国人の一団。日本人6名、アメリカ人1名、チェコ人2名。彼らは日本に本部にある某柔術団体の人たちだとか。何かの縁で友人がこの柔術団体所属の日本人の通訳かなんかをしたらしく、その関係で頼まれたとか。

当日08:45には指定の場所に到着。指定の時刻の9時になっても誰も来ない。この時点で嫌な予感が。というのもその待ち合わせ場所に行くには私みたいにPohorelecというプラハ城の最寄りのトラム停留所から二つ先の停留所まで行き、歩くか、それともプラハ城の最寄りの停留所で降り、プラハ城を抜けてくるかしかない。しかし、抜ける際には手荷物検査が存在しますので下手したら大きな時間のロスになります。

やっと09:10ごろにこちらに走ってくる男性を発見。友人に依頼してきたチェコ人の男性。話を聞くとやはりプラハ城の最寄りの停留所で降りれしまい、手荷物検査で時間を食ったと。しかし、それだと何故に全員が来ないのか?

なんと彼は拳銃を所持していたために手荷物検査を通れないので一団とは離れ、回り道をしてこちらに来たらしい…いずれにせよ無事に会え、男性から一団に連絡が行きました。

つづく

2019年5月28日火曜日

日英ガイド①

事の始まりは1月末に一通のメールが来たことから始まります。

友人の日本人のガイドさんからであり、日本語と英語でガイドをできないか、という内容でした。ご本人に依頼が来たのだが都合が悪く、私に代わりにできないかと。

日本人のガイドさんはプラハに沢山いますが正直英語でも案内できるレベルとなるとかなり限られます。日本人は母国語の日本語は問題ないですが、英語は外国語であり、チェコの公用語はチェコ語。基本的に日本人で日本語と英語の両言語で日本国外でガイディングできる方は英語圏以外ではほぼいないと思います。

ガイドは知識はもちろん、その言語レベルが非常に大事で、クレームのほとんどは知識ではなく、言語レベルです。しかもプラハ在住の日本人ガイドで日常的に英語でガイディングもする方は皆無であり、チェコ人でもいないと思います。というのも日本語の方が時給は高いのでわざわざ英語の仕事を受けないからです。しかも日本人が日本国外で母国語以外で案内すること自体非常に稀かと。

私は1974年に大阪府で生まれ、1979年の3月には父親の仕事の関係でニューヨークに引っ越しており、そこで5年間、現地校と補習校に通っておりました。その当時から地理が好きで、全米の州都は勿論、ヨーロッパの首都まで暗記するほどでした。帰国し、英語とは無縁の生活でしたが、5年間の貯金で英語に困ることはなく、大学は付属校の内部試験で日本大学経済学部経済学科国際コースというベールに包まれているところに入りました。

自慢になりますが日大豊山高校時代は文系の模試では学年で1、2番の成績であり、英語と地理では全日大の付属校の上位だった筈です。日大の全付属高校の全生徒が受ける統一テストで高得点をマークをし、進路をどうしようかなと思っていた矢先、担任の先生に「合田、経済学部に国際コースが今年できてまだうちの高校からは誰も行っていないのでお前行け」と言われました。

元々文系であり、数学に興味はなく、法学部を考えていたのですが、4年間水道橋の校舎だったので経済学部に行こうと思っていたところでの先生の発言でしたので迷いなく、志望を経済学部経済学科国際コースと書きました。先生には第二志望も書いておけと言われましたが「先生、俺が第一志望を落ちたら誰もどこも入れませんよ」と言った覚えが在ります。

閑話休題

仕事の依頼は5月中旬の某日で8時間のガイディング。1月末の時点で何も無かったですし、 内容的に面白うそうでしたので快諾しました。因みに英語でのガイディングは数年前に下きりであり、日本語も2017年以来の依頼です。

しかし困ったことに日が経つにつれ、仕事が舞い込んできます。まずはこのブログでも書いたカンヌ映画祭関連です。そして日本の人気バンド、ワンオク、One Ok Rockの手配です。

プラハ在住の日本人に限らず、大体私の周りの知り合い・友人は私が何をやっているかご存じないと思います。1997年3月に大学卒業式を前にプラハに来て、プラハの旅行会社に経験なしに入り、そして2000年の秋にはチェコ人と会社を興します。その会社、Carrowは凄いことに未だに存続しております。ミニバンでの送迎から始めた会社はいつの間にかチェコでゴルフをしたい外国人の手配、そしてジャパンレールパスの正規代理店に。しかし、未だに私は基幹ビジネスは通称「護送」である、送迎だと思っております。

2000年当時、バス会社は存在しても個人旅行者をターゲットにした送迎会社はプラハに存在しておりませんでした。しかもわが社はミニバンにまず特化しました。因みにプラハ空港からホテルまでのセダンによる送迎は20年以上が経ちましたが料金は1997年よりかなり下がっております。

つづく

尾瀬国立公園

南仏=最終編

南仏3日目は次の日に仕事があるので私はプラハに戻らないといけなく、カンヌ滞在の方とは会わずにニース空港に行くまでニースの街を散策しました。

朝食は近くのマクドナルドへ。
食べていると身なりが良いとは言えない男性が近づいてきて「英語が話せるか?」と尋ねてきました。

正直「英語が話せるか?」という声掛け、しかも店内という状況で99.99%良いことはありません。
  • 何か困っているのなら店員に話掛ければ良い
  • 現地の言葉で話しかけず英語ができますか?と訊くのは確実に外国人を狙っている
  • その人物が現地の言葉をできないとしても私なら英語で前置きなく尋ねます。 
例えば私がフランスで困っていてフランス語ができない場合、どう考えても外国人ぽい人間には話掛けずにいかにも現地民ぽい方に英語で「すみません、駅はどこですか?」と尋ねます。その方が英語ができない場合は答えが返ってこないだけで、「英語ができますか?」というフレーズは時間の無駄なんですよね。

その男性の話を聞くと「このお金ではレジで払えないのでこのお金をあげるからユーロをくれ」と。と手のひらにはコインが数枚ありました。正直マクドナルドで使えないのならどこでも使えないだろうと思いましたが、手持ちのお金もあまりなかったので彼を無視することに。そしたらその男性は別の客に狙いを定め移動。そうこうしていると遂にお金を恵んでくれる男性に出会う。

そして驚いたのがこの男性はお金を受け取り、レジに行き、注文しだしたこと!てっきり口実だけで店外に出るかと思いきや、本当にマクドナルドで食べたかったのか?しかし、この先どうするのだろう・・・・

ニースの街並み
噴水のある公園。

フリーマーケット

ニース市役所?

オペラ座

ビーチ 

ビーチ

ビーチとプロムナード

広場と噴水
 そしてホテルに戻り、11時半過ぎにチェックアウトをし、ニース駅へ。

ニース空港行きのバス乗り場

ニース空港のラウンジ
 エールフランスのゴールド会員だとエコノミーでもラウンジが使えるのが嬉しいです。せこいですが一食浮きます。

ガスパッチョがありました
 パリCDG行きの搭乗時刻までのんびりし、ゲートへ。パリCDG行きはスムーズに出発し、パリCDGでもラウンジを利用。早めの夕食です。これでこの日は二食浮きました。


 ニース空港のラウンジより質は断然良いですし、このケーキ、超美味しかったです。

プラハ行きの機体も遅延がなくパリCDGを離陸。

パリCDG発プラハ行きの機内。運航はエールフランスの子会社のJOON
 プラハ行きは相変わらずの混雑ぶりでした。

終わり

2019年5月27日月曜日

南仏⑥

モナコ大公宮殿の衛兵
引き続き、モナコの写真です。
衛兵と言えば台北みたいに全く動かないのが多いのですが、モナコは歩きます。

この辺りのアパートは東京より家賃は高いでしょうな。
大聖堂
 モナコぐらいの都市の規模だと大司教区ではないと思うので大司教座ではないと思われます。

モナコはモンテカルロカジノ
 ここのカジノ、建物の前に高級車がずらり。停まっていなくてもベントレーとかが普通に通過します。

モナコ・モンテカルロ駅
 同行の皆さんがお疲れ気味だったのでカジノの写真を撮ってからは駅に直行。
カンヌに帰る皆さんに同行して私もニースを通過し、カンヌへ。

フランス版ビーフタルタルとフライドポテト
 そしてカンヌで夕食だったのですが、入った店でBeef cutという料理を注文したらタルタルが出てきました。チェコのと違って揚げパンに塗らず、しかも黄身も無し。しかし、これはこれで美味しかったです。

食後は同行者を宿までお連れし、私はカンヌ駅へ。そして列車で再びニースに戻りました。

つづく







2019年5月26日日曜日

南仏⑤

モナコに来たのは二度目です。
前回は母を連れての旅行で、二泊しました。時期は冬。
今回は初夏で同行者が6名もいるのでほぼガイドです(笑)。

モナコの街並み


モナコ大公宮殿
観光客は多いのですがプラハとかと違って年齢層が高めです。

モナコの街並み
モナコの街並み
モナコGP直前のため、観客席が設置済み
モナコと言えばF1のモナコGPが有名ですよね。市街地を走るこのレースはモナコ最大のイベントかと。

つづく


2019年5月25日土曜日

宇宙の種水

一般のサラリーマンやOLも出会いによる仕事の獲得はありますが、職種によっては出会いが仕事に直結する場合が多いです。

ガイドという仕事はライセンスを取りましただけではなかなか仕事は来ません。HPを作っても結局はどこかの旅行会社や組織と結びつきが無いと仕事は舞い込んできません。

私は出会いを大切にします。勿論一度会ってそれっきりの方々も多いですが。そして私の場合、紹介してもらった方々と直接交流を持つことが多いのも事実です。直接交流とは例えばAさんにBさんを紹介して貰う。しかし、その次にBさんに会うときはAさんは不在だったり、究極の場合、Bさんと私は年に数回会うのにAさんとBさんは年に一度会うかどうか。

今回もベルギー在住の友人から鹿児島在住の全国通訳案内士さんを紹介して貰ったのがきっかけです。正確に言えば友人から「中国語ができる友人を手伝ってくれませんか?」でした。そしてその後全国通訳案内士だと判明するのです。

そしてこの全国通訳案内士さんから今度は別の方を紹介してもらう。その方は名古屋市に本社がある会社の会長さん。紹介してもらったのも全国通訳案内士さんが用事で兵庫県まで行くのでということで初めて会えたからです。

紹介してもらった会社はユニケミー。
http://www.unichemy.co.jp/

正直聞いたことがない会社であり、私の興味がある分野の会社でもない。しかし、この会社、宇宙の種水というのを販売しております。「合田さん、会ってみませんか?」ということで全国通訳案内士さんからユニケミーの会長さんに連絡を取ってもらい、私の一時帰国中に会うことに。残念ながら会長さんの都合が悪かったので息子さんである社長さんと謁見。その際日本を訪問中だったチェコ人の友人も誘い、名古屋入り。多分普通の人ならこの段階では自腹で埼玉から名古屋まで行かないと思います。

社長さんと1時間以上お話をさせて頂き、社長さんは海外での販売に意欲的でしたが、私はまずは訪日旅行者にお土産として買ってもらうのは良いのではと考えました。 それには英語のHPと宣材動画やFBページが必要。

宇宙の種水
そして一時帰国から1か月半が経ち、名古屋に一緒に行ったチェコ人の友人も時間があるということで宇宙の種水のPV作成をすることに。

素人同然で機材はAmazonで購入のソニー製のビデオカメラ、Amazonで購入の三脚、そしてAmazonで購入の編集ソフトのみ。撮影場所は我が家。 はい、自主製作で、ノーギャラです。

ノーギャラでも請け負うには理由があります。
  1. チェコ人の友人は日本進出を狙っている。PV次第では道が開けるかもしれない。
  2. 私の場合、実績作り。全国通訳案内士という肩書だけでは仕事は来ない。
  3. ノーギャラなので気楽に作れる。
そして出来上がったPVがこちら。
https://youtu.be/6p5li9zHmlA

私の狙いは
  • このPVが注目され、宇宙の種水に注目が行くこと。 
  • 海外から引き合いがあれば私が担当になること。完全なビジネスになります。
  • この動画を見て、種子島の自治体から私に仕事の発注が来ること。
  • チェコ人の友人が有名になること。
制作にあたり、ノーギャラで出演のテレザに感謝いたします。
Axleのナビゲーターのテレザ
 そして撮影にアドバイスをして頂きました、日本の某女優さんにも深謝です。

2019年5月23日木曜日

南仏④

ニース駅でモスクワ行きの長距離列車の撮影を堪能し、カンヌへ。
そしてカンヌ駅でカンヌ映画祭に来られた方々と合流し、再び列車に乗車。
はい、ニース経由でモナコへ。

コートダジュールの車窓

コートダジュールの車窓
 そして1時間半弱でモナコ・モンテカルロ駅に到着。

モナコ・モンテカルロ駅
 モナコ・モンテカルロ駅ですが、他にモナコには駅はございません。そして珍しくトンネル内の駅です。

フランス国鉄の車両
 この列車はここが終点ではなく、さらに東に行きます。

モナコ・モンテカルロ駅の外にある看板
 ここの駅はトンネル内にあるというもそうですが駅の出入り口が複数あるトリッキーな駅でもあります。


 モナコは完全に坂の町です。

モナコ大公宮殿。

 モナコは王国ではなく、モナコ公国です。公の国ですから市民が運営と思いきや、国家元首は公爵です。因みに侯爵という貴族の肩書もあり要注意です。王様でも皇帝でもない人が国家元首なわけで、日本で言えば将軍ではなく、一大名の領地と言えばいいでしょうか。

つづく

2019年5月22日水曜日

南仏③

日曜日の朝は再びニース駅で乗車し、カンヌへ。
乗車券は再びフランス国鉄のアプリで購入。今日も自動改札で苦戦か?と思いきや、何故か改札は開いており、乗車券無しでも入れる仕組みに…

案内板で列車のホームを確認しようとしたらある行先に着目する。
ニース駅の案内板
 Moscou.....モスクワ。。。。朝の9時半に発車する。ウィーン、ワルシャワなどを経由するモスクワ行きの直中列車・・・・これは見てみたい。私が乗るのは09:27発だが間に合う。

ニース発モスクワ行きの列車
 すでに入線しており、かなり綺麗な新しめの車両に見えます。ホームまで行くことに。

ニース駅の地下通路の案内板


アテンダントさんがホームでお出迎え。

モスクワ行きの車両
中を覗くと素敵なティーセットがありました

跨線橋から見たモスクワ行き
 そうこうしているうちに乗る列車の時刻に。

近郊型の二階建て車両
 つづく



明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。