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2019年4月15日月曜日

ハンマー


もう笑うしかありません。
注目ポイントは三箇所です。

①離婚していたのに同居している
②床で寝ているのを注意しても起きないからハンマーで殴り、そしてお湯をかける
③自分から119番する

どれも理解できませんが、一番理解できないのが実は3番です。
何故に自分がしたことに対して119番するのか?
これが110番なら理解できるんですよ。自首ということで。
 
しかし、被害者には悪いですが脚が悪いと床で寝るは関係ないので元々ダメ人間だったのでしょう。
離婚しても同居しているのは被疑者が捨てきれなかったのかと推測できます。
 
②はこれぐらいの行為は日常茶飯事だったとも言えます。
多分これぐらいのことをしていたのでしょう、今までは。
しかし、ちょっとエスカレートしたかその日は被疑者の体調が悪かったか。
 
 
 

2019年2月14日木曜日

犯行動機

https://www.nikkansports.com/general/news/201902140000819.html

「外国人女性が風俗で働き、時給が高いことに腹が立って殺そうとした」

昨年末に鶯谷のラブホテルで不法滞在のタイ人風俗嬢が医学部の学生に殺された事件ですが、まさかの犯行理由です。

殺人の動機は
  1. 怨恨
  2. 物欲・性欲を満たすため若しくはその犯行を隠すため
  3. 通り魔的犯行

この三つしかないというのが私の持論です。
強盗殺人は②ですし、先日の茨城県神栖市の薬学部女子大生殺人事件も②。
①には喧嘩になり、かっとなって殺すのも含まれ、騒音が原因で隣人を殺すのは①です。

ラブホでの殺人事件の場合、犯行動機は普通②なんですよね。支払いで揉めるかもしくは最初からお金を奪うために女性を殺す。 しかし、被疑者と被害者が顔見知りの場合は①の可能性はありますが、これは計画的に犯行になり、かっとなって殺すではない。

今回の場合、顔見知りではない被疑者と被害者なので①のケースって犯罪史上初かもしれませんし、誰でもいいから外国人風俗嬢を殺したいのなら③と分類も可能です。

しかし、この犯行動機には疑問点が多いです。というのも被疑者は大学生、しかも医学部の現役学生であり、どう見ても経済的に困っているとは思えない点です。経済的に困窮していない人物が金銭面で腹が立つとは思えない。

それに外国人女性が風俗で働いているというのも今更の感じがします。それとも外国人が風俗で働くのなら時給は安くしろ、とでも言いたいのですかね。それに風俗嬢、デリヘル嬢の時給の額に憤慨されても困ります。

というのも彼女らは歩合制であり、時給ではないですからね。お客さんが来ても来なくても一定額払われるコンビニとは違い、お客さんがいないと収入はゼロです。 固定給の風俗嬢って聞いたことないですしね。

外国人が働いていることに憤慨なら都会のコンビニで働いている外国人はいいのか?まあ、確かにコンビニで働いている外国人はちゃんと許可を得て働いており、風俗で働く外国人とは違いますが。でも被疑者は不法労働に憤慨しているわけではなさそうなんですよね。

正直外国人風俗嬢の方が日本人風俗嬢より安く働かされているのは確実であり、結局被疑者の動機は理解不可能です。第一外国人の風俗嬢がいるのはそれだけ需要があるからであり、働いている者だけが悪とは言えません。

結局腹が立った理由は単純に

外国人の風俗嬢なら日本人相手に払うよりもっと安くあるべきだ 

というのが原因なような気がします。

2019年2月1日金曜日

殺人事件


昔は行方不明や失踪は拉致だの駆け落ちだのと思われていたでしょうが、大学生以上が行方不明になった場合、大抵最悪な結果で終わります。
 
今回も薬科大学の18歳の女子学生が昨年11月末に茨城県神栖市での目撃証言を最後に失踪。因みに私の持論ではこの茨城県神栖市は治安が良くありません。神栖警察署は2017年4月に開設。もともと神栖市は鹿嶋署の管轄だったところで新たに警察署を開設というのは名目上神栖市の人口が多いからですが、人口も多いが犯罪も多いからでしょう。しかも茨城県の鹿行地区(旧鹿島郡と行方郡)には警察署が4つもあるんですよね。
 
逮捕された35歳の無職の男性は神栖市深芝南在住。被害者は昨年の11月20日の午後に東京都葛飾区の自宅の最寄りのJR綾瀬駅から電車に乗り、最終的に鹿島線の鹿島神宮駅で下車。そこからタクシーに乗り、被疑者の自宅の近くのコンビニに着いたのは18時ごろ。
 
それを逆算していくと乗ったであろうルートは綾瀬~我孫子~成田~佐原~鹿島神宮。15:10に綾瀬から常磐線に乗り、成田線、鹿島線経由で鹿島神宮駅に着いたのが17:36。鹿島神宮駅から神栖市深芝南にあるコンビニはタクシーで20分ほど。
 
電車賃が片道1940円。鹿嶋市のタクシーは初乗りが2キロまでで730円。その先282メートルごとに90円。鹿島神宮からコンビニは約9キロ。ということはタクシー代は約3000円。普通に考えたらこの被疑者は自宅を出る際にお財布に10000円は入っていないとだめになります。
 
この事件の注目点は何故に被害者が同じ日に二度被疑者に会おうとしたかです。目隠しされて自宅に連れ込まれた人間が何故にまた行こうとしたのか。目隠しをされ、自宅に連れまれ、お茶を出され、歓談し、ハイさよならしましたはあり得ませんからね。
普通の人は即警察に通報ですからな。しかもその時はスマホを持っているのですからね。

インターネットの掲示板で知り合い、被疑者を訪ねたのは分かるが何故に二回も会おうとしたのか?しかも帰るお金がないと近所の人に相談しております。
 
今はスマホでルートを検索でき、目的地まで幾ら必要がすぐに分かります。それなのに何故帰りの電車賃が足りなかったのか?タクシー代がないのなら歩けばいいのでお財布に2000円はなかったということになります。
 
もっと突っ込んで書けば、わざわざ券売機で切符を買っていたわけがなく、SUICAなどのICカードで乗車していた筈。 鹿島神宮駅で乗車できるだけの残高があれば、最悪降車する綾瀬駅に誰か来てもらえれば良かったし、18歳の一人暮らしの大学生で今どきキャッシュカードがないのも不思議です。ということは財布を被疑者に取り上げられたのか?

そして一度目は殺されずに済んでいるのに何故にもう一回会おうとしたのか?掲示板で出会い、会うのなら被疑者が鹿島神宮駅に迎えに行くのが普通です。乗用車も保有しているので。それなのに被害者はタクシーで最寄りのコンビニへ。
 
会ったことがない異性に往復1万円も使って会いに行くのって恋愛感情があるか、もしくは余程切羽詰まったことしか考えられないですよね。
 

2018年9月4日火曜日

恵庭市

https://www.nikkansports.com/general/news/201809030000771.html

北海道は北の大地と呼ばれ、広大な面積を誇り、人口も多いですがあまり凶悪事件のイメージがないところです。しかし、未解決事件は多い印象です。その筆頭は室蘭の女子高校生行方不明事件。

刑期を満期で出所ですが、この方が冤罪で逮捕、拘留、服役していた場合、真犯人がいるのです。

名張葡萄酒事件も帝銀事件も財田川事件も足利事件もどれも真犯人がどこかにいるのです。別の人が逮捕され、真犯人はのうのうと暮らしているのです。 狭山事件もそうでしょう。

しかし、これらの冤罪事件に関して言えば逮捕された方々はどこか後ろめたい過去があることです。名張葡萄酒事件の奥西勝さんは愛人が死亡。帝銀事件も別の詐欺事件を犯している。財田川事件でも冤罪で捕まった方は財田の鬼と呼ばれたその地区の不良。

殺人事件には3つの動機しかありません。
①怨恨
②犯罪を達成するため・隠すため(強盗殺人など)
③通り魔

こちらの事件は殺され、遺棄され、焼かれたので①しかありえません。
死体の焼く理由は死体を埋める、沈めると違い「身元を隠すため」と「激しい憎悪」です。

しかし、焼かれるので発見されるのは早く、身元が判明すれば被害者の周りの人間が疑われるのは必然です。そのためこの女性が浮上したのでしょう。交際トラブルがあったのは確かでしょう。

では、そうなると真犯人は誰なのか?二股をかけていた女性の一人が死亡。もう一人は刑務所へ。そうなると必然的に二股の男性が濃厚となります。理論的には名張葡萄酒事件の奥西さんと同じ。奥さんも愛人も始末できたので。 でも、三角関係の清算って両者とも始末する必要はあるのだろうか?

岐阜の男性高校教師が教え子達に貢がせ、その中の一人の教え子を殺した事件がありましたが、この時ももう一人の教え子を共犯として巻き込んでおります。なのでこの恵庭市の事件も男性が女性と組んでもう一人の女性を殺害するのはあり得ても一人を殺し、もう一人を犯人にさせるのはしない。

あるとしたらもう一人、三人目の女性がおり、こちらが本命だった。しかし、いずれにせよ警察は徹底的に男性も調べるはずなので彼は無実なのでしょう。しかも遺体を焼く意味もあまりありません。

冤罪を主張するのなら自分がいかに犯行に関係ないかも証明する前に真犯人を調べることも重要ですよね。そして自分が逮捕され、誰が一番得をしたのかも考えないといけない。

2018年9月1日土曜日

岡崎市



愛知県は福岡県と同じく、私の物騒な都道府県のリストに入ります。そして福岡と違い、未解決事件が多いイメージです。

いずれにせよ殺人の場合被害者と被疑者に面識があるかないか。
そして人が殺される理由は3つしかない。
  • 怨恨
  • 犯罪を達成するためか犯罪を隠すため
  • 通り魔的犯行
怨恨は基本的に顔見知りであり、犯罪を達成するためや隠すためは強盗殺人や強姦殺人であるので顔見知りではない場合が多い。通り魔的犯行は顔見知りの可能性はない。
 
今回の場合、室内であるので通り魔的犯行ではない。誰でもいいから人殺しをしたかった人物が状況が分からない他人宅内には入らない。
 
今回の事件の注目点は施錠されていた点と凶器が現場にない点である。
被害者が施錠はしないし、凶器の始末をしてから息を引き取ることはない。
 
ということは被疑者が施錠し、且つ凶器も持ち去ったのであろう。
ではなぜに施錠し、何故に凶器を持ち去ったのか?
 
施錠する理由はドラマだと完全犯罪狙いだが、首つりでなければ施錠されていてもされていなくても殺人と断定される。ということは 施錠した理由は発見を遅らせるためしかない。逆に鍵がかかっていない方が強盗殺人に傾く。しかし、強盗犯が事前に鍵を持っている可能性は低いし、わざわざ掛けて逃げる必要はない。となると身内説に傾く。
 
凶器も同じで、強盗が住人をその住人宅にある包丁で殺してもわざわざ持ち去る理由がない。あるとしたら指紋だが、そんなの拭くか洗い流せばいい。もし被疑者が自前の凶器を持参したのなら足が付く可能性があるので持ち去る。
 
さて被疑者は誰なのだろう。
当然被害者の奥さんが怪しくなります。
 
何かの理由で奥さんか奥さんの愛人が被疑者を刺し、奥さんは施錠して外出。出勤しない会社の上司が不審に思い、警察に通報。警官によって発見される。奥さんの計算外はまさか会社の上司が即日に通報するとは思っていない点でしょう。帰宅してから遺体の処理をしようと思っていたのではないかと。
 
確かに一人暮らしの老人でもないし、ちゃんと奥さんと同居していたのなら上司の110番通報はかなり不思議です。だって無断欠勤初日の10時に110番ですよ。何時出勤が知りませんが、10時とはかなり早いかなと。
 
でも、警察官が窓ガラスを割ったりして家に入ったとは思えないので奥さんと連絡が付き、奥さんに開けてもらったとしか思えないんですよね。その場合、奥さんが犯人の線はない。自分が殺しておいて警察を招き入れないし、警察から連絡を受けた時点で嘘をつけばいいんですよね。『旦那ならいつも通りに出勤しました』と。
 
被害者が殺されたのは間違いなくいつもの出勤時間前。その際奥さんがいなかったのなら奥さんはその前に外出していたことになります。
 
死亡推定時刻と奥さんがいつ外出したかが焦点ですね。


2018年6月26日火曜日

警官殺し

https://www.nikkansports.com/general/news/201806260000787.html

北陸は凶悪犯罪が少ないイメージで特に富山は無縁(因みに福井も聞かない。しかし、石川県は意外と多いイメージ)。

警官を殺害し、拳銃を奪うという犯罪は明らかに強盗殺人であり。初めから拳銃を奪うつもりでの襲撃となります。しかも警察官が刃物で襲う行為自体が殺意がある前提となります。というのも警官に刃物を向けただけで拳銃を奪えませんからね。必ず抵抗されますので。

しかも民間人も拳銃で殺されているので被疑者は回復し、裁判で有罪の場合、死刑判決しか出ません。 拳銃での犯行は刃物と違って「殺意」がある前提で撃ったということになります。従って罪も重くなり、見せしめのためにも死刑判決は避けられませんね。

お亡くなりになられた警部補は二階級特進で警視になります。富山県や国からの見舞金が出て、遺族の補償もされる。そうでなければ危険な警察官という仕事をしませんからね。

警察官が殉職と言えばドラマ太陽にほえろみたいに刑事が死ぬのではなく、交番勤務の警官ほどリスクが高くなります。刑事が勤務中に殺されるのは1952年に北海道県警の白鳥警部が殺された事件ぐらいでしょうか。交番勤務以外では立て籠もり犯の流れ弾に当たったあさま山荘事件や愛知県警のSAT隊員ぐらいでしょうか。

話は脱線しますが、太陽にほえろで人気デカが殉職した原因はタイガーマスクにあるそうです。日本テレビで放映の太陽にほえろとテレビ朝日で放映の新日本プロレス。熾烈な視聴率争いを繰り広げているところにタイガーマスクが出現。視聴率で負け始めたので仕方なく殉職シーンを持ってきたらしいです。

確かに日本って人気者が殉職や死ぬケースは高い。ウルトラマンも最後ゼットンに倒されますし、あしたのジョーの力石徹も途中で亡くなります。忠臣蔵だって浅野内匠頭が切腹しないと話になりませんし、スクールウォーズもイソップの途中で病死します。

話を戻すと、被疑者は拳銃を奪い、何をしたかったのか?警官を殺害し、拳銃を強奪と言えば東村山署の交番が襲われ、警官が死亡し、拳銃が奪われた事件は未だに未解決。練馬区の中村橋交番も昔襲われ、警官が死亡しましたがこの時の被疑者も元陸上自衛隊員。警官を襲って拳銃を奪うという行為は一般人には無理な話。

正直今後このような事件を出さないためにも交番勤務の警官は拳銃を携帯しない方が良いような気がします。交番に厳重に保管し、必要な場合だけ携帯する。

2018年5月9日水曜日

殺人事件

JR越後線で小学2年生の女の子が殺され、遺棄された事件について書きます。書いているのはプラハ時間の5月9日11時過ぎです。

新潟県って凶悪な事件があまりないイメージです。同じ日本海沿いでも石川県は多いのですが、新潟県でも新潟市は日本海最大の都市、政令指定都市なのにあまり殺人は耳にしません。

しかし、新潟県と言えば昔、何十年も幼女が監禁されていた事件があった土地。ロリコン趣味の犯罪者が多いのかもしれません。

今回の事件の注目点はひとつ。何故に遺体を線路の上に放置したのか、です。遺体を線路に放置と言えば 国鉄総裁の下山氏が亡くなった下山事件を思い出します。下山事件は日本三大国鉄事件とも言われ、未だに謎が多く、自殺か他殺で意見が分かれております。戦後すぐに起きた事件でGHQ絡みと言われておりますが、私は謀殺だと思っております。数々の下山事件関連の書籍を読み、自殺は不自然だと思っております。

下山事件の場合、自殺か他殺かを争う事件ですが、今回の場合、小学校2年生の女の子が自殺だとは思えないし、警察によって殺人だと断定されております。そして線路上で扼殺なり絞殺される被害者はいないので死体遺棄事件でもあります。

今回の場合、何故に被疑者は遺棄したのか?死体を遺棄する理由は2つしかないです。
  • そこに遺体があっては困るから
  • 遺体を隠したいため
これらは似ているようで違います。遺体を隠すのは殺人の存在自体も隠したいため。ようするに殺人ではなく、失踪、行方不明事件にしたいためです。

被疑者が少女に声を掛け、巧みにどこかに誘導する。若しくは強引にどこかに連れ込む。 そこでいたずらをしようとして、騒がれたので殺す。動機はこれしかないと思います。何故ならもともと誰でもよくて殺すのなら包丁などの凶器を使います。

騒がれたので殺す。そしてその死体がある場所に困る。例えば、自分の車に連れ込んだのならそこに遺体があるのはジ・エンドです。検問とかで停められた場合、言い訳無用です。一刻でも早く処分したい筈。

そして何故に線路なのか?多分被疑者はバラバラになるのを期待していたのだと思います。若しくは誰の遺体なのかの判別を難しくするため。しかし、小学2年生が帰ってこないとなると親は即警察に届けます。そこに轢死の死体が発見された場合、警察は行方不明のリストから調査します。その為身元を隠す、遺体を隠すためと言う理由で線路に置いたとは思えません。

次に線路と言うのは列車が走ります。日本の場合、ほぼ時刻通りに通過します。と言うことは被疑者はダイヤもある程度把握しておかないといけません。何故か?
  1. 自分が轢かれる可能性もある
  2. 遺棄の現場を見られる可能性がある 
勿論日中の明るい時間帯に遺棄するとなると幾らダイヤを知っていても見られる可能性は高い。そこで暗くなった夜間に遺棄するのは当然。しかし、終電が出た後だと遺体が明朝まで放置の可能性も出てくる。そうなるのは避けたい。

そうなると必然的に終電前に実行します。下り列車が通過したのを車の中から見ており、通過してすぐに遺体を担いで現場に行き、遺棄。そして逃走。被疑者の思惑は確実に短時間での遺棄を計画していたのであろう。

と言うことで、犯人は新潟県内に在住。現場から10キロ圏内。越後線沿線の住人。多分、日ごろ越後線を使用していると思われます。平日勤務のサラリーマンではない。7日は休みだった。自家用車を所持。しかも数時間車内に遺体を放置なので、外から中が見えずらいワンボックスタイプだと推理。勿論、前科と言うか初めての犯行ではない。 あまり遅く帰ってくると疑われるので一人暮らしではない。勿論ロリコンである。

2018年2月22日木曜日

帝銀事件②

警察は旧731部隊の関係者を帝銀事件の被疑者と判断します。

通称731部隊、関東軍防疫給水部は満州国で細菌の研究、人体実験をしていたと言われております。マルタと言われる捕虜とか犯罪者を使い、彼らを実験台にしていた。その責任者の石井四郎中将は本来ならナチスドイツの戦犯と同じく東京裁判で裁かれてもおかしくない人物。しかし、石井四郎をはじめ、誰一人旧731部隊の関連の人間は裁かれておりません。

一説では石井中将は米国と取引をし、米国に実験資料等を提出する代わりに無罪放免になったと言われております。司法取引が当たり前の国、米国なら大いにあり得ます。
意外と日本人に知られていないのは米国の刑事事件で無実を争うには珍しいことです。ほとんどの被告が司法取引に応じ、罪を認める代わりに刑期を短くしてもらう。従って米国の法廷は有罪か無罪かを争う場であり、日本みたいに刑罰が重い、軽いを争うことはない。

日本の警視庁もそのため上からの圧力がかかり、731部隊関係者の調査はできなくなります。 しかし、世間はこの凶悪犯罪を許さない。犯人を別に見つけるしかないのです。

そこで浮上するのがテンペラ画家の平沢貞通です。彼は当時かなりの地位を築いていた人物。普通ならこのような高名な人物が容疑者として浮上することはない。例えるのなら売れていない無名の芸人が強盗殺人で捕まるのではなく、世間にも知れたベテラン芸人が逮捕されるイメージです。

平沢さんが浮上する原因は帝銀事件当日に使われた名刺の持ち主、松井博士と名刺交換をしていたこともあるが、その名刺を財布ごとスリに遭い、紛失していたこと(しかもちゃんと警察に届け済み)。以前に銀行相手の詐欺事件を起こしていたことと出所不明の大金を持っていたこと。 この大金は副業の春画を販売で得たお金とも言われておりますが、彼のテンペラ画家のプライドから言いたくなかったのでしょう。

しかし、以前に書いた通り、帝銀事件は一般的な銀行強盗ではありません。毒殺による強盗殺人事件であり、一介の画家の平沢さんにそんな薬品の知識があるとは思えません。そして前にも書いた通り、犯罪者には暴力を以って実行するタイプと知能を使って実行するタイプに分けられ、平沢さんはどう見ても後者です。彼が偽装や偽札で捕まったのなら理解できるが強盗殺人のタイプではない。帝銀事件は相手を騙すという行為が知能犯ですが、実際には何人も躊躇なく殺しているという無慈悲な犯人です。

しかし、平沢貞通は逮捕され、判決では死刑が確定。平沢ではないのなら誰が真犯人なの?という世論を封じ込めたかったのでしょう。だが、歴代の法務大臣は誰一人平沢さんへの死刑執行のハンコを押さない。それはそうでしょう、どう見ても冤罪なんですから。多分、警視庁も検察庁も裁判所も法務省も全員平沢は実はシロと判断しており、誰一人法務大臣に「平沢さんはどうしますか?」を言わないし、執行を求める書類を見せなかったのでしょう。そんな書類も用意もされていないでしょうね。

平沢さんは不幸にも39年間刑務所で過ごし、95歳で医療刑務所で亡くなる。
私の持論では冤罪で捕まった人は長生きする、です。

この事件で非常に残念だったのが帝銀事件の前に似たような事件が二度もあったこと。普通なら警戒するのだがこの当時、赤痢や伝染病が怖いうえ、戦後の混乱期。今の時代では防犯カメラもあるし、もう二度とこういう犯罪は起こらないでしょう。

2018年2月20日火曜日

帝銀事件

日本には冤罪だと言われる事件が結構あります。

その中でも有名なのが帝銀事件。
いわゆる銀行強盗殺人事件ですが、一般的な銀行強盗は拳銃や猟銃、刃物で行員を脅し、大金を奪って逃げるのですが帝銀事件は全く違います。

被疑者は一切行員を脅していないし、お金の要求もしてない。

銀行強盗では類を見ない非常に珍しい毒殺です。
被疑者が勧めた薬物を被害者が騙されたとはいえ、自らの意志で飲み、多数の死者が出ました。

犯罪者は二つのタイプに分別できる


  1. 暴力や威嚇を用いて被害者を脅し、自分の 欲を満たす犯罪者
  2. 頭を使って被害者の隙を狙い、騙して、自分の欲を満たす犯罪者
1は強姦、痴漢、強盗、傷害、殺人、放火、脅迫などです。
2は盗撮、詐欺、スリ、窃盗、偽札などです。

老婆の自宅に忍び込んで老婆を縛って500万円を盗む強盗犯がいれば、オレオレ詐欺で老婆から500万円を盗む詐欺師もいる。世間的には詐欺師の方が罪が軽そうですが、お金を盗む行為は同じなんですよね。 頭を使う犯罪者は暴力を使う犯罪者を蔑視し、逆に強盗犯はコソ泥を馬鹿にする。 しかし、犯罪者と言うカテゴリーは残念ながら同じ。



そして二つのタイプを使い分ける犯罪者は凄く少なく、どちらか一方のタイプしかいないと言われております。しかし、両方のタイプの犯罪者もおり、それが西口彰です。


話を帝銀事件に戻すと、被疑者は応対した支店長代理に名刺を見せ、「近所で集団赤痢が出た」と告げ、自分は東京都防疫班でGHQが消毒に来る前に予防薬を飲んでくれと行員らに薬品を飲ませ、行員が倒れ、苦しんでいる間に小切手と現金を盗みます。

死者が多数も出るのですが幸いにも助かった人も数名おります。その為、被疑者の容姿、背格好、話し方などが判明し、名刺の存在も浮かび上がります。

その名刺には厚生省に実在する技官の名前が書いており、この技官と名刺交換をした者が有力容疑者となります。そして警察のミスは盗まれた小切手の存在を知った時には既に被疑者と思われる人物が現金化していたこと。



殺害方法も巧妙です。

これを飲んでくださいといきなり言っても疑う人は出てきます。しかし、被疑者は行員らの前で実演します。それを見て、信じた被害者は指示通りに飲みますが胸が焼ける痛みを味わうので苦しい思いから抜け出ようと次の薬品を競って飲みます。実はこれが死因となる劇薬だと言われております。行員らはその場にもがき苦しみながら床に倒れ、その間に被疑者は現金と小切手を奪って逃走します。


ポイントは二点です。薬品を二回、時間差で飲ませることと自分もその薬品を飲んで見せること。従って一転暴力的に見える強盗殺人でも、実は犯人はかなりの知能犯です。

劇薬を使う、しかも上記の方法で飲ませられる人間はそうそういません。薬品の知識がないと無理だし、医学的な知識も必要でしょう。そして何よりも何人でも殺してでも実行するという冷酷な意思が必要。



因みに事件から70年経ちましたが、未だに劇薬がなんだったのかは解明できていないそうです。しかも1回目の薬品と2回目の薬品の因果関係も不明。

そんな薬品、劇薬なので果たして一般人が入手できるのか?と言うことで警察が怪しいと睨んだのが旧陸軍の関係者、特に特殊任務関連。
そう731部隊の隊員が疑われます。


続く

2018年2月11日日曜日

殺人事件

連続して殺人ネタの投稿ですがお許しを。

殺人事件で重要なのが
  1. 遺体の状況
  2. 殺害方法  
この二つです。遺体の状況とは
  • 殺害現場のある(A)
  • 殺害現場以外に遺棄(B)
  • バラバラにされた(C)
殺害現場にあるとはまさしく被疑者に殺された現場に横たわっているということで、被疑者は殺した後に遺体を運んでいないという意味です。殺害現場以外に遺棄とは被疑者が殺害した後に遺体を運んでどこかに遺棄したということです。最後のバラバラは説明不要だと思いますが、殺害後に遺体を切断などし、遺棄したとなります。遺体を化学薬品で溶かすも同じ行為です。

遺体が殺害現場にある場合は被疑者、犯人と被害者に接点がある場合と無い場合があります。遺体をその場に放置する理由として、遺体が発見されても犯人と被害者の関係が無い場合、被疑者は放置します。例えば見知らぬ住人を殺した強盗殺人犯はわざわざその遺体をどこかに運びませんし、バラバラにしません。

では、何故に強盗殺人犯は遺体を運ばないのか?それは運ぶという行為に非常に高いリスクがあるからです。室内から室外に運ぶ際に目撃されるかもしれない。それに山とかに運んでいる途中に車が故障したり、検問に遭う可能性もある。遺体がすぐに発見されても犯人にたどり着くまで時間が掛かります。 バラバラにしないのも同じ理屈です。

と言うことは遺体を運んで遺棄するということは犯人と被害者に接点があるからなのか?
それも全てに当てはまりません。例えば自宅で殺したとします。その場合、遺体の処理に困ります。となるとどこかに遺棄しに行くか、バラバラにしないといけません。例の座間の事件で被疑者がバラバラにしたのもそのためです。彼が被害者の自宅で犯行に及んでいたのならバラバラにする必要はないのです。従って遺体が遺棄されていた場合は被疑者は身内かそれとも被疑者の生活圏内で殺人が行われたということになります。

そして同じ遺棄でもすぐに発見される場合と地中に埋められていて、何かの拍子で発見されるでは違います。前者の場合は被疑者は接点のない人物、後者の場合は接点のある人物の可能性が高くなります。

バラバラにするのは先ほど書いたように遺体の処理に困ったときの他に遺体の身元を隠す必要がある場合の2つの理由があります。遺体の身元を隠すのは遺体の身元が判明するとその人物をたどっていけば犯人にありつくのを防ぐため。いずれにせよ見知らぬ相手を自宅など自分の生活圏で殺害した場合を除き、基本的にバラバラにしません。

次に殺害方法ですが
  • 絞殺や扼殺(I)
  • 刺殺(II)
  • 銃殺(III)
  • 撲殺 (IV)
  • 毒殺や窒息死(V)
 主な殺害方法はこの5つです。窒息死とは練炭などを用いた一酸化炭素中毒死、溺死、や火災を用いての殺害とします。

まず、絞殺と扼殺の違いですが、絞殺とは紐などを使って相手の首を絞めた場合。扼殺とは手で首を絞めた場合になります。どちらも非常に高い可能性で犯人、被疑者は男性となります。扼殺の場合、凶器は存在しませんし、絞殺の場合、凶器は日常生活で一般的な物のタオルやネクタイなので家庭にあるものとなり、犯人は殺意が元々なかった場合が多くなります。銃殺の場合は日本は銃器を合法に持てないのであらかじめ殺意があるとなります。刺殺の場合は凶器は包丁やナイフなどの鋭利なものとなり、これも家庭内にあり、火被疑者は男女ともあり得、しかも殺すつもりで被害者に会ったのかは半々です。撲殺はハンマーやバットなどの鈍器が凶器であり、この場合犯人は男性がほとんどです。しかも一撃ではなかなか殺せないので非常に強い殺意があった筈。最後に毒殺ですがこれは女性が犯行の場合か、一気に複数の人間を殺すか、殺人だと隠すための殺害方法になります。保険金殺人で多いパターンです。

では過去の事件から分類していきましょう。太字は複数の被害者が出た事件の場合。
津山三十人殺し A-III
阿部定 A-I
小平義雄 A-I
西口彰 A-I
帝銀事件 A-V
名張葡萄酒事件 A-V 
大久保清 B-I
勝田清孝 A-I/A-III 
井之頭公園バラバラ殺人事件(未解決) C-?
宮崎勤 C-I
和歌山カレー事件 A-V
池田小事件 A-II
市橋達也 A-I (自宅のマンションのベランダの浴槽に遺棄だが隠したとは言えない)

木嶋早苗(未決) A-V 

荒木虎美(別府3億円殺人事件)A-V
保険金目的で母子家庭に近づき、長男を除く一家3名を載せた車を別府湾に突っ込ませ、自分だけ助かり、三名を溺死させ、保険金をだまし取ろうとした事件。
佐川一成(パリ人肉事件) C-III
世田谷一家殺人事件 A-I/A-II
島根女子大生殺人事件 C-?  

こう見ると皆さん、分かったと思いますがVの殺害方法を選んだ場合は遺体を遺棄していないのです。しかし、帝銀事件を除けば犯人は身内の人間となります。
そしてバラバラにせずご丁寧に遺体を遺棄し、隠したのは大久保清元死刑囚だけです。これは自宅での犯行ではなかったからであります。

市橋の場合はかっとなって殺し、とりあえず遺体をベランダの浴槽に隠し、その後バラバラにするか外部に持ち出し、遺棄しようとした前に逮捕されたと思われます。大方バラバラにしたと思われます。座間の事件の場合、自宅で殺したので遺体を処理する必要があり、バラバラにした。しかし、すぐに処理しなかったところが不思議です。

例えは悪いかもしれませんが、スーパーで食材を買ってきて、冷蔵庫内で賞味期限が過ぎ、腐らせる人は多々おります。しかし、賞味期限内に食材を使い、調理した料理を冷蔵庫内に放置し、腐らせる人は少ない。しかも被害者が一人ならまだ理解できるが、大人数なのに遺体の処理方法を決めていなかった点は凄い不思議です。

近いうちにサイコパスについても書いていきたいと思います。
       

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。