失礼だが体形的に真っ先に天国に行くのはアブドーラ・ザ・ブッチャーだと思っていましたがプロレスラーとしては長生きの78歳。
ボクシングと違い、黒人レスラーは相対的に少なく、そのためトップレスラーになったのは数少ない。
ブッチャー以外でバリバリのトップはボボブラジルぐらいであとはせいぜい大関クラスまでも行かずに関脇程度。隆盛を誇っていた当時のNWAで世界王者になったアフリカ系のレスラーは無し。
日本で超一流の扱いを受け、当時なら誰でも知るレスラーはこのブッチャー以外だとミルマスカラス、スタンハンセン、キングコングブロディ、タイガージェットシンと何人かいるが、その中でも一二を争う知名度だったのは間違いないでしょう。
ブッチャーといえば悪役ヒールとしては歴代トップ3に入るだろうし、なんといっても地獄突きからのランニングエルボードロップ。ジャイアント馬場がまともに喰らったら絶対に返せないと言わしめたフィニッシュホールド。
地獄突きで相手を倒し、悶絶させ、素早く本人は対角線のコーナーに移動。そして目をぎょろぎょろさせ周りを見渡し、倒れた対戦相手に目掛けて小走りでダッシュ。そして相手の喉元へ全体重を乗せた毒針を喰らわし、悠々とフォールする。この技を自力で返したレスラーは確かに見たことがない。
私個人的には説得力十分のフィニッシュホールドは
- ジャイアント馬場のランニングネックブリーカードロップ
- ジャンボ鶴田のバックドロップホールド
- ルーテーズのバックドロップ
- ドン・レオ・ジョナサンのハイジャックバックブリーカー
- ビル・ロビンソンのワンハンドバックブリーカー
- ブルーザー・ブロディのキングコングニードロップ
- ミルマスカラスのダイビングボディアタック