こう見えても経済学部の卒業です。
何故に経済学に入学したという説明の前に、高校は東京都文京区にある護国寺のすぐ隣の日本大学豊山高校というところでした。日大の付属であり、男子校です。
元々高校受験の第一希望は現在の立教新座高校であり、第二志望が明大中野。そう全て付属の男子校です。いかに楽に大学まで行け、そして男子校しか見ていなかったとお分かりでしょう。豊山は第三希望であり、滑り止めは西武文理高校、ここだけ共学です。万が一豊山を落ちたのなら県立の豊岡高校を受験するつもりでした。男子校の理由は男子校に行けば友達が倍になると思ったんですよね。クラスに女子はいないから。しかし、その浅はかな考えは結局実現しません(笑)。
中学の私は自分でいうのもなんですが今の私と全くの別人です。大学4年時と今とでは違います。プラハでだいぶ性格が変わってきました。従って大学時代までの合田哲郎しか知らない人が私に会ったらかなり驚くと思います。
中学時代は英語と社会は大得意で、所沢市立北野中学校では社会と言えば合田、という認識でした。しかし、ほとんどの生徒は私が帰国子女だと知らない存在。あの当時北野中学の同じ学年に帰国子女は他におりませんでした(もしくは同じように知られていないだけ)。中学三年間教科書を読むことが無かったので周りは発音で気づかないのです。それに私はニューヨークの小学校から直に転校ではなく、1年間東久留米の小学校に通っておりますので小学校のクラスメイトでも知らないのもおるでしょう。
学校の通信簿と言えば社会と英語は5であり、それ以外は体育、音楽、美術などが2であり、国語も数学も最高4ぐらい。なので学区の最高峰である川越高校どころか当時2位の所沢高校も無理で、3位の所沢北高校に行けるかどうかの成績。従って豊岡高校を志望したんですよね。しかし、逆に私立は高めを狙っておりました。付属校と言えば中大付属や中大杉並が人気なのですが共学なので回避。明学東村山も候補に挙がりますが試験日の関係か、回避し、上記の三校になります。
立教に落ちたのは試験日に分かりました。何せ数学は全く分からないし、国語もダメ。幾ら英語で稼いでもアウト。明大中野の時はできた感触があったのですが、実際には不合格。逆に日大豊山の試験は立教や明大中野より超簡単で何も不安なく帰宅した記憶があります。その前に西武文理が合格していていたのも大きいです。何せ西武文理の方が偏差値は高いので。
しかし、日大豊山に進学したのは大正解でした。学生生活16年で一番楽しかったのが豊山時代。豊山って学ランでありながら、生徒の半分はチャラく、残りの半分はオタク系。一学年600人越えであり、3年間帰宅部だった私は正直顔と名前が一致するのはその中で100名もおりません。下手したら80名ほどです。1年時のクラスは豊山中学から来るのと外部の中学から来る生徒がおり、クラス全員話をするのですが、二年時、三年時と進むにつれてどんどん話すクラスメイトが少なくなります。最後の三年のクラスでは一度も口を利いたことがないクラスメイトが多々おります。
豊山に進学したら成績は中学時代よりかは良くなりますがいかんせん日ごろの成績は芳しくない。しかし、これが3年時の模試になると違います。特に英語と地理。日大の全付属高校の生徒が受ける模試があり、そこでは学年で1位か2位か当たり前。確か 隣のクラスのエビハラ君と争うのですが、私はエビハラ君の顔は知りません。向こうも知らないでしょう。
英語と地理では間違いなく、学年一位でした。ある英語の授業の際、寝てしまいいびきをかいていたそうです。そのいびきに先生が気付き、「誰だ、いびきをかいて寝ているのは!」と先生が怒り、私の近くの席のマエジマ君がご丁寧に『合田君です!』と報告したのですが先生は『あっ、合田か。寝かしておけ』と言って終わり。それだけ先生の間にも合田には教える必要はないと分かっていたのでしょう(笑)。
日大の全付属高校の生徒は三年の秋に日統一テストという試験を受けさせられます。これが日大に進学できるかの最大の決め手になります。成績が悪ければ進学できないのでその為、付属高校の生徒でも日統一テスト対策の塾に通います。私も高3の春から通い始めます。
そして試験が近づいてきます。男子校なので席替えなどないクラスは合田哲郎の近くに座るか座らないかで一喜一憂します。模試の際に何故か私の近くのクラスメイトが成績が良いのです。何故かはあえてここで書きませんが賢い方は直ぐにお分かりかと(笑)。
つづく
2018年2月28日水曜日
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