2018年3月10日土曜日

ビルバオ

チェコの永住権を取得し、ジャパンレールパスを買えるようになってから欧州旅行は激減しました。基本的に一人旅は出張以外しないので仕方ないのですが。

しかし、年に一回ぐらいの頻度で母が来るのでその際どこかに一緒に行くのがお決まりになってきました。昨年は二度も来たのでスペインのビルバオへ。

ビルバオはスペインの北西部、バスク地方の中心都市の港湾都市で、元々製鉄の街として栄えておりました。今では金融やサービス業、観光業が盛ん。日本人も1000人以上住んでいるみたいです。バスクには沢山のバスク人が住みバスク語という特殊な言語を話します。

バスクと言えばスペインにとどまらず、世界のテロ組織、バスク祖国と自由(ETA)がございます。 今でも活動しており、バスクのスペインからの分離独立を要求する超過激な組織です。しかし、昨年の4月に完全武装解除をしたみたいです。元々は爆殺が得意で、1973年には当時の独裁者のフランコ将軍の右腕、ブランコ首相を車ごと爆殺しております。しかし、バスク祖国と自由やIRA、ドイツ赤軍など欧州の名だたるテロ組織は近年テロ活動をやめ、政治活動に力を入れているところが多いか、そのまま自然消滅した組織ばかりです。今でこそテロと言えばイスラムというイメージですが、湾岸戦争ぐらいまではテロ=ヨーロッパというイメージ。英国のIRA、フランスのコルシカ民族解放戦線、ドイツのドイツ赤軍、イタリアの赤い旅団、ベルギーの戦闘的共産主義者細胞(CCC)など本当に各国にテロ組織があり、誘拐、強盗など悪事に手を染めておりました。誘拐や強盗で得た資金で武器を購入する。日本赤軍と同じ考えです。

ビルバオへは空路で入ったのですが、ビルバオ空港の印象は奇麗でモダンだが、非常に小さい。欧州の空港ってハブ空港でなければ結構小さく、逆にプラハ空港の大きさに驚きます。

ビルバオの観光と言えばビスカヤ橋世界遺産であり、世界最古の運搬橋

ビスカヤ橋

ビスカヤ橋

ビルバオの名所と言えばグッゲンハイム美術館があるのですが、私のビルバオ訪問の理由はビスカヤ橋です。ビルバオは日本からのツアーも少ないし、この地に行ったことがある知り合いはほぼ皆無でした。しかも意外とこの橋のことは知られていない。案の定土曜日の午前に行きましたが観光客は他に白人のおっさん一名のみ

ビスカヤ橋
 因みにこの橋、最上部の鉄骨部分を歩けます。そこまで怖くございません。

ビスカヤ橋


 ゴンドラに乗るのは歩行者とバイクや自動車。これが意外と多いのです。いかに生活の一部かお分かりいただけるかと。



0 件のコメント:

コメントを投稿

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。