2018年3月11日日曜日

通訳案内士登録情報検索サービス

日本には通訳案内士登録情報検索サービスという観光庁がやっている検索システムがございます。

プラハにもガイドのライセンスはございますが、このような検索システムはなく、各自でHPを作るか、仲間・有志でガイド協会を作るかしかなく、国家や自治体ベースで運営しておりません。

http://www.mlit.go.jp/common/001216383.pdf

こちらがその検索サイトのイメージです。

この検索サイトの最大の特徴は全国通訳案内士が直接登録できるのではなく、都道府県が通訳案内士試験に合格し、新規登録に来た人物に「検索サイトにも載せますか?」と尋ね、その人物が公開を希望すれば都道府県が検索サイトに登録します。そして全国通訳案内士の登録証と一緒にIDが郵送されてきます。

そのIDで検索サイトにログインすると都道府県に届け出たメールアドレスにパスワードが送られてきます。そのパスワードを入力。氏名や住所、全国通訳案内士の登録番号等は既に都道府県の方で入力済みで、個人で入力できるのは活動範囲や自己PR、学歴やガイド経験等のみ。写真もこの時アップ可能です。

そして検索する側ですが、日本国民全員が見れるわけではございません。
検索できるのは:
①旅行業者(第1種・第2種・第3種・地域限定・旅行業者代理業) ②旅行サービス手配業者(ランドオペレーター)
③旅館業法に基づくホテル及び旅館
④労働者派遣法・職業安定法に基づく通訳案内士派遣業者
⑤日本版DMO 登録団体
 
しかも観光庁に閲覧申請を行い、承認された者だけが通訳案内士の公開情報を閲覧できます。自治体に対しては、別途閲覧権限を付与されるそうです。

ポイントは旅館やホテルが検索できること。しかし、観光バス会社とかは検索できない。
勿論上記以外の会社は閲覧できないので海外からお客様が来られた時とかのガイド手配も苦しみます。そして外国人も外国の法人もで閲覧できないということです。

となるとここは有志で全国通訳案内士協会みたいのを作った方が良い気がします。しかも海外在住者も含めて。
今後は個人でガイドさんを頼んだり、外国の旅行会社が直接コンタクトを取ってくる場合があると思います。そして値崩れをさせないためにも協会を設立させ、啓蒙・宣伝活動をしていくのが良いかなと思います。

何せ私自身、全国通訳案内士のギャラの相場を知りません(笑)。知っているのはプラハの日本語ガイドの相場です。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。