2018年5月6日日曜日

ロンドン⑧

ロンドンの帝国戦争博物館の続きです。

Supermarine Spitfire

英国の戦闘機と言えばスピットファイアでしょう。第二次世界大戦前から終戦に掛けて滞りなく生産された唯一の英国産戦闘機で、22500機以上生産されたそうです。

スペックを見ていくと、スピットファイアIX型は最高速度時速657キロ、航続距離が698キロ、初飛行は1936年3月5日。兵装は主翼に20ミリ砲が2門、0.303インチ機関銃が4門。

8.8cm FLAK36

 英国の戦闘機、爆撃機の脅威は独軍戦闘機だけではなく、FLAKと呼ばれる高射砲であります。FLAKとはFlugabwehrkanoneの略で、対航空機砲の意で、英語で高射砲はanti-aircraft cannonですが、英語圏でもFLAKで通用します。英国空軍の損害の1/3はFLAKによる撃墜だったみたいです。尚、1944年までには1万から1万5千もののFLAKがドイツ全土に配備され、ドイツの防空を担っていたそうです。

高射砲はもともと普仏戦争でプロイセン軍が使用した気球砲が基に開発されており、第二次世界大戦までは防空の担い手でしたが、戦闘機や爆撃機が音速化されると対応できなくなり、地対空ミサイルにその任務を譲り、大口径の高射砲は消滅しております。


V-1ロケット
 ドイツと言えばV-1ロケット。その後ろ姿をどうぞ。蛇足ですが、ロケットとミサイルの違いは誘導できるかどうかだそうです。勿論、民間用のロケットはあっても民間用のミサイルはございませんが。

0 件のコメント:

コメントを投稿

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。