日本人が海外に行く方が日本の国益になるのか、それとも海外から日本に来てもらう方が国益になるのか、実証していきたいと思います。
アウトバウンド(日本人が海外旅行に行く)
海外旅行に行く方法は4通り
- パックツアーに申し込む
- 個人旅行(航空券+ホテル+鉄道)を申し込む
- 自分で全て手配をする
- 現地に友人・家族がいるので手配は航空券のみ
- 日本の旅行会社
- 航空会社
- 現地のランドオペレーター
- 現地のDMC
- 現地のバス会社
- 現地のレストラン
- 現地のホテル
- 現地のガイド・アシスタント
- 現地のお土産店・観光施設
- 日本の旅行会社
- 航空会社
- 現地のランドオペレーター
- 現地の鉄道会社
- 現地のホテル
- 現地の観光施設
- 航空会社
- 現地のホテル
- 現地の鉄道・路線バス会社
- 現地の観光施設
- (航空券予約サイト)
- (ホテル予約サイト)
- 航空会社
- 現地の観光施設
- (航空券予約サイト)
インバウンド(海外から日本に旅行者が来る)
海外から日本に来る方法は4通り。
- パックツアーに申し込む
- 個人旅行(ホテル+航空券+鉄道)を申し込む
- 自分で全て手配する
- 日本に友人・家族がいる
- 海外の旅行会社
- 航空会社
- 日本のDMC
- 日本のバス会社
- 日本の全国通訳案内士
- 日本のホテル
- 日本のレストラン
- 日本のお土産店・観光施設
- 海外の旅行会社
- 航空会社
- 日本のDMC
- 日本のホテル
- 海外のジャパンレールパス正規代理店
- 日本の観光施設
- 航空会社
- 日本のホテル
- 日本の観光施設
- 海外のジャパンレールパス正規代理店
- (航空券予約サイト)
- (ホテル予約サイト)
- 航空会社
- 日本の観光施設
従っていかにインバウンドの方が日本の国益には良いかお分かりいただけると思います。
2016年に海外に行った日本人は延べ1621万人。これって約7人に1人です。しかも一人の日本人が出張で年に複数回行っているので実際の数値は20人に一人、600万人ぐらいだとおもいます。下手したらこれ以下です。しかもこれ以上増えるとは到底思えません。
何故なら海外旅行をする日本人の総数を増やさない限り、延べ人数は絶対に増えないからです。去年プラハに行った人は来年もプラハにはいかない。次は別の国を求めていく。
従って600万人の奪い合いにしかならいないのです。なので新しいデスティネーションを探し、プロモーションするのも大事ですが、必要なのは底辺の拡大、日本人旅行者のパイの拡大です。もしくは休みが増え、海外に頻繁に行けるようになればパイは増やさなくても延べ人数は増えます。しかし、それは無理でしょう今の日本のシステムなら。
逆に日本に来る海外からの旅行者は年々増える一方。既に日本人の海外旅行者数を上回っており、上記に書いた通り国益も増える一方です。2400万人の訪日旅行者のうち、勿論年に複数回訪日する人はいるでしょう。しかし、回数が増えても日本に落ちるお金は増えるのみ。2400万人の旅行者がおれば2400万人の日本人がインバウンドに関連しているともいえると思います。この数字は実に日本人の5人に1人です。
訪日旅行者は一か国だけではないので、今後は増える一方だと思います。それは何故か?
新興国からの訪日客が増えるからであります。しかも日本は意外と広い。本州は世界で7番目に大きな島。チェコなんか14日間も滞在しても見るところは限られます。しかし、14日間の日本はほんの一部です。その為、リピーターもあり得るのが日本かと。
最後にインバウンドとアウトバウンドの違いを書きましょう。
日本の旅行会社はほぼ自社でツアーを作成します。勿論ランドオペレーターや現地の旅行会社の日本人と相談はするでしょうが、自社で作成します。しかし、日本のインバウンドを扱うDMCは海外の旅行会社から来る見積もりを待っている状態で、自社でツアーを作成し、売り込むということはほぼしません。
因みに私もプラハのインバウンドの旅行会社で働いた経験があるのでわかりますが、チェコのDMCも売り込みはしますが、ツアーを作成したりはしません。常に受け身です。
日本人はネットや書籍で資料を集め、現地の情報を得ますが、海外の旅行会社はそんなことはしません。従って日本側から積極的に発信すればそれだけ訪日旅行は増えると思います。海外の旅行会社で日本ツアーを扱っていない=やりたくない、ではなく単に自社ではできないだけ。日本の場合はパイが少ないからできないとは違うんですよね。
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