2018年5月9日水曜日

殺人事件

JR越後線で小学2年生の女の子が殺され、遺棄された事件について書きます。書いているのはプラハ時間の5月9日11時過ぎです。

新潟県って凶悪な事件があまりないイメージです。同じ日本海沿いでも石川県は多いのですが、新潟県でも新潟市は日本海最大の都市、政令指定都市なのにあまり殺人は耳にしません。

しかし、新潟県と言えば昔、何十年も幼女が監禁されていた事件があった土地。ロリコン趣味の犯罪者が多いのかもしれません。

今回の事件の注目点はひとつ。何故に遺体を線路の上に放置したのか、です。遺体を線路に放置と言えば 国鉄総裁の下山氏が亡くなった下山事件を思い出します。下山事件は日本三大国鉄事件とも言われ、未だに謎が多く、自殺か他殺で意見が分かれております。戦後すぐに起きた事件でGHQ絡みと言われておりますが、私は謀殺だと思っております。数々の下山事件関連の書籍を読み、自殺は不自然だと思っております。

下山事件の場合、自殺か他殺かを争う事件ですが、今回の場合、小学校2年生の女の子が自殺だとは思えないし、警察によって殺人だと断定されております。そして線路上で扼殺なり絞殺される被害者はいないので死体遺棄事件でもあります。

今回の場合、何故に被疑者は遺棄したのか?死体を遺棄する理由は2つしかないです。
  • そこに遺体があっては困るから
  • 遺体を隠したいため
これらは似ているようで違います。遺体を隠すのは殺人の存在自体も隠したいため。ようするに殺人ではなく、失踪、行方不明事件にしたいためです。

被疑者が少女に声を掛け、巧みにどこかに誘導する。若しくは強引にどこかに連れ込む。 そこでいたずらをしようとして、騒がれたので殺す。動機はこれしかないと思います。何故ならもともと誰でもよくて殺すのなら包丁などの凶器を使います。

騒がれたので殺す。そしてその死体がある場所に困る。例えば、自分の車に連れ込んだのならそこに遺体があるのはジ・エンドです。検問とかで停められた場合、言い訳無用です。一刻でも早く処分したい筈。

そして何故に線路なのか?多分被疑者はバラバラになるのを期待していたのだと思います。若しくは誰の遺体なのかの判別を難しくするため。しかし、小学2年生が帰ってこないとなると親は即警察に届けます。そこに轢死の死体が発見された場合、警察は行方不明のリストから調査します。その為身元を隠す、遺体を隠すためと言う理由で線路に置いたとは思えません。

次に線路と言うのは列車が走ります。日本の場合、ほぼ時刻通りに通過します。と言うことは被疑者はダイヤもある程度把握しておかないといけません。何故か?
  1. 自分が轢かれる可能性もある
  2. 遺棄の現場を見られる可能性がある 
勿論日中の明るい時間帯に遺棄するとなると幾らダイヤを知っていても見られる可能性は高い。そこで暗くなった夜間に遺棄するのは当然。しかし、終電が出た後だと遺体が明朝まで放置の可能性も出てくる。そうなるのは避けたい。

そうなると必然的に終電前に実行します。下り列車が通過したのを車の中から見ており、通過してすぐに遺体を担いで現場に行き、遺棄。そして逃走。被疑者の思惑は確実に短時間での遺棄を計画していたのであろう。

と言うことで、犯人は新潟県内に在住。現場から10キロ圏内。越後線沿線の住人。多分、日ごろ越後線を使用していると思われます。平日勤務のサラリーマンではない。7日は休みだった。自家用車を所持。しかも数時間車内に遺体を放置なので、外から中が見えずらいワンボックスタイプだと推理。勿論、前科と言うか初めての犯行ではない。 あまり遅く帰ってくると疑われるので一人暮らしではない。勿論ロリコンである。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。