判決

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201807070000192.html?Page=1

オウムの7名のポアも衝撃的でしたが、この判決は当然といえば当然かと。
日本の場合、わいせつ目的より身代金目的の方が誘拐殺人の罰則は厳しい。

小学生の女の子を誘拐し、身代金を要求し、女の子を殺し、その遺体を遺棄したら被害者一名でも死刑判決しか出ません。

しかし、わいせつ目的に誘拐し、わいせつ行為をし、殺害し、遺棄しても被害者一名では無期でしょうね。不思議との日本の誘拐事件史を観ると吉展ちゃん事件から子供の誘拐で身代金目的は何故か男の子が被害者が多く、女の子が被害者の場合、誘拐事件というより失踪事件に発展します。

男の子＝身代金、女の子＝わいせつ目的という残念な図式ができております。誘拐事件の場合、被害者が男の子であれ、女の子であれ、被疑者は高学歴だったりある地位にある者が多いですね。

被告は控訴しましたが、検察も死刑求刑をしているだけに高裁で死刑判決が出ないことはない。そして最高裁に上告しても棄却が濃厚で、高裁の死刑判決を支持する。そうなると被告側はジ・エンドとなります。時代が時代だけにでっち上げ、冤罪の可能性はかなり低い。

個人的には誘拐殺人犯は病気ではないですが、わいせつ目的の殺人犯は病気だと思っているのでわいせつ目的の方を厳しく罰した方がいいと思います。だって借金がなければ身代金を要求しませんからね。