2018年9月17日月曜日

監禁

誘拐という犯罪には犯行理由がいくつかあります。

しかし、大きく分けると二つだけの理由になります。
  1. 身代金目的
  2. 身代金目的ではない
銀行強盗が減ったように身代金目的、営利目的の誘拐は本当に激減しましたね。
昔のドラマだと「逆探知できませんでした!」という緊迫な場面も今では携帯電話の電波を拾う仕組み。指定した場所に行くと公衆電話がいきなり鳴り、出ると犯人からだったという設定も電話ボックスの激減で実現不可能。

身代金目的の場合、犯人から電話が入るのですが、身代金目的ではない誘拐の場合、犯人から電話など来ない。

被害者と被疑者の関係は
  1. 顔見知り
  2. 全く接点がない
 この二つに分けられ、誘拐の場合、基本的に接点がない場合が多いので、遺留品とかがない場合、犯人に結び付くことは稀。

その典型的な例が大阪府南部の小学生の行方不明事件であったり、徳島の親戚の家に遊びに行った男の子がお父さんが目を離したすきにいなくなった事件である。新潟では長期間に渡って監禁されていた少女が保護された事件があったが、これも警察は偶然に発見したに過ぎない。

被害者と被疑者が面識がなくても、私の持論では被疑者は土地勘がないところでは犯行にはおよばない。従って上記の事件も被疑者は何らかの形で大阪府や徳島県に関係している。例えば誘拐現場に一度も行ったことがない被疑者がたまたまそこを通りかかったときに少女や男の子を誘拐する気になるのか?いや、ならないでしょう。何故なら誘拐目的にその土地に行くからです。そして行くからには過去に物色していた筈なのです。

誘拐され、監禁されると営利誘拐の場合は足手まといになり、被害者を殺害する例が非常に多い。営利目的の誘拐は非常に罪が重い犯罪であり、被害者を殺せば、死体遺棄なども加わり、無期懲役は確実であり、被害者が子供なら死刑は確定。死者一人でも死刑になるのが誘拐殺人です。

さて、長期間に渡って監禁された被害者はストックホルム症候群にはならないが、逃げようという勇気は失せるのは確実。現実に新潟の少女はそうであった。しかし、衰弱もしていないのに別の少女は逃げなかった。しかも少女は監禁された場所を一度移動している。そして被疑者が不在の際に外出し、交番などに助けを求めるわけではなく、実家に電話している。両親と話し、その後110番した。

中学生ともなれば110番なんか全員知っているし、110番ならどの公衆電話からでも無料でかけられる。しかし、実家に掛けるのは無料ではない。
私は少女がホームシックになり実家に電話をし、両親に説得され110番したのだと思う。
因みに親の許可なく未成年者を連れまわす自体が犯罪なので監禁に関係なく、この被疑者は逮捕される。しかし、家出の女の子を泊めていたというより監禁していた方が被害者の落ち度はなくなる。

身代金目的ではない誘拐は被害者が異性なら性的目的しかない。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。