2018年3月18日日曜日

ブリュッセル②

ブリュッセル空港って着いてから到着ロビーに出るまでが長いです(笑)。

羽田空港だと到着してから一切お店の前を通らず、これから飛行機に乗る人ともすれ違わずに入国審査ですからね。

ブリュッセル空港駅の自動改札

欧州の大陸の国鉄駅では珍しく自動改札がブリュッセル空港駅にございます。しかも導入されたのここ1-2年。チケットのバーコードをかざすと透明のガラスドアが開きます。因みにチケットはインターネットで購入可能で、自宅やオフィスで簡単に印刷できます。
尚、ブリュッセル空港駅に到着し、空港に向かう降車の乗客もバーコードをかざさないとドアは開きません。降車時にもチケットがいる駅は欧州ではかなり珍しいです。

ブリュッセル空港駅のホーム

ブリュッセル空港駅は厄介です。何が厄介かというとブリュッセル市内行きの列車しか到着するわけではなく、終点がブリュッセル市内の駅でない場合が多く、下手したらブリュッセル市内に行かない列車も多数ございます。そして行先は常に終点を表記。その終点の駅に行く際にブリュッセル市内を通るのか通らないのかも知っておかないといけません。

因みにブリュッセル市内のメインの駅はブリュッセル北駅、ブリュッセル中央駅、そしてブリュッセル南駅。写真はブリュッセル南駅を表示しておりますが、また厄介なのがブリュッセルはフラマン語(オランダ語)とフランス語が完全に混ざっているので二か国語で表示されることです。因みにBrussel-Zuidとはフラマン語でのブリュッセル南駅のことで、仏語だとBruxelles Midiになります。蛇足ですが、英語の発音はブラッセルが一番近いです。

空港からだとまず最初に停車するブリュッセルの駅はブリュッセル北駅(Brussel Noord/Bruxelles Nord)です。そして中央駅(Centraal/Central)。そして南駅。基本的に中央駅まで行く列車は南駅にも行きます。ここで重要なのがブリュッセル市内ではなく、他の都市に空港から行かれる場合。この場合、ブリュッセルのどの駅で乗り換えをした方が楽なのかを事前に知っておいた方がよいです。因みにベルギー国鉄の遅延は日常茶飯事。特に北-中央-南駅間でも遅延が発生します。なので乗り換えの列車が北→中央→南と停車する場合でも常に南駅で乗り換えではなく、北駅で下車し、待った方が無難です。というのも空港からの列車が北駅までは遅延無し。その先で遅延する場合があり、逆に乗り換えの列車は遅延無しで到着の可能性があるからです。北駅で乗り換え時間10分が南駅では1分もない可能性があります。日本だと常に先の駅に行こうという習慣を私はしておりますが、ベルギーでは逆です(笑)。

ブリュッセルは正確的には19の都市で構成されるブリュッセル首都圏地域であり、人口は117万人ほど。実際のブリュッセル市は18万人弱しかおらずで、これはロンドンやパリにも言えることです。日本人にはブリュッセル市が東京23区、東京都がブリュッセル首都圏地域と言えば分かり易いと思います。 従ってブリュッセル北駅も実際にはブリュッセル市にはございません。

因みにブリュッセル(ベルギー)最大の駅は中央駅ではなく、ユーロスターやTGV、タリスが発着する南駅です。観光地のブリュージュに向かう列車も北、中央、南の順番に停車。なので北駅や中央駅近くに宿泊していない場合は南駅から乗るのが一番楽ですが、ブリュージュ方面は座席指定ができないので常に混みます。その為敢えて北駅から乗った方が座れる可能性は高いです(東北/北陸/上越新幹線の自由席を大宮でも上野でもなく、東京駅から乗るようなものです)。

ベルギー国鉄車両

ベルギー国鉄の車両はチェコと違い、電気機関車で引っ張らず、全車両に乗客が乗れる電車タイプが主流です。

アムステルダム中央駅発ブリュッセル南駅行き


乗車した列車ははるばるアムステルダム中央駅から来た列車でした。日本の空港の場合、関空も成田も羽田もセントレアも始発なので乗客がいるのに違和感を感じます(笑)。しかし、欧州で便利だと思うのは空港から中心部ではなく、地方に行くのも便利である点。日本の場合、空港のある都市圏以外から空港に直接行ける列車などない。例えば成田空港行きの成田エクスプレスは高尾や大船発がございますが、これらは全て東京都市圏内。従って新潟や宇都宮市民は常に一度東京駅で乗り換えないといけない。

ベルギー国鉄車内
2等車の車内はこんな感じです。2等車だと通路を挟んで2席ずつ。因みに座席は進行方向によって回転することはできずに常に固定されております。

ブリュッセル空港からブリュッセル北駅間は検札は来たことがありません(笑)。しかし、乗車券がないと乗れないし、降りられないので検札は不要かと。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。