日本の連ドラはほぼ見ないのですが、時代劇や朝ドラ以外は東京が舞台ですよね。
米国の場合、国土が広く、大都市圏も多いので、舞台が散らばります。
80年代の人気シリーズで言えば『マイアミ・バイス』はフロリダ州マイアミ、それより前70台を代表するドラマ『ダラス』はその名の通り、テキサス州ダラスが舞台。
私が大好きな『特攻野郎Aチーム』や『ブルーサンダー』はロサンゼルスが舞台。
Aチームの場合はいろんなところに出撃するが、NYが舞台は一度もなかったですね。
逆に日本の2時間ドラマは地方がメイン。列車を舞台にした事件・推理は外国ではアガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』ぐらいで、鉄道が舞台のドラマ・映画はあってもアクションシーンでしか登場しません。謎解きのサスペンスはないですね。
そしてサスペンスと言えば御家芸の崖で真犯人を追い詰めるシーン。しかし、欧米では崖のシーンは珍しく、大抵建物の屋上がメイン。しかも、白状させるのに両足を持ち、逆さまにするシーンがありますが、逆に日本はあまりない。
英語には『窓から相手を落とす』 という意味のdefenstrateという言葉があります。これはプラハで実際に起こった事件プラハ窓外投擲事件が語源の言葉です。deは「~から」、fenestraは「窓」という意味のラテン語の合成語です。どうもチェコ人は気に入らない人がいたら窓から落とすのがお好きなようです。
確かに日本では窓際での攻防などあまり見かけません。これは日本の建物、屋内が狭い、天井が低いからかもしれません。
プラハとドラマと言えば韓流ドラマの『プラハの恋人』。内容はいかにも韓流ですが、これで韓国人に火が付き、プラハブームが起こります。因みに大韓航空がタイアップしたそうです。何故なら大韓航空はプラハ便の直行便を運航するので、その宣伝も兼ねたドラマだそうです。
日本でも映画のロケ地がブームになり、観光客が押し寄せているらしいですが、一時プラハの市民会館のスメタナホールが『のだめカンタービレ』で使われ、ブームになったぐらいで本当に海外ロケは少ないですよね。
しかし、今の訪日ブームから日本での海外ドラマの撮影や、訪日旅行関連のドラマは今後増えてきそうです。高嶋政伸さん主演の『ホテル』みたいにホテルや旅館が舞台だが、外国人との騒動がメインになったり、税関や入国審査官が主役のドラマも出てきそうです。
正直外国人が多く出演するのなら日本人の俳優さんを呼んで、プラハとかで撮影した方が安そうですね。
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