2018年4月3日火曜日

国民栄誉賞

最近、国民栄誉賞が乱発のような気がします。

元々この賞は王さんが第一号の受賞者。受賞者は基本的にスポーツや芸能面で功績があった方々。
王さんが1977年にホームランの世界記録を樹立後に受賞。その後は亡くなってから受賞の古賀政男、長谷川一夫、植村直己(死亡宣告)と続き、、その後は柔道の山下と鉄人衣笠が生存中に受賞。そして美空ひばりも没後に受賞。

この辺は誰も異論はないと思います。芸能人は没後、スポーツ選手は記録達成後の受賞。

その後、藤山一郎が存命中に受賞したが、スポーツ選手以外は没後の受賞が基本路線。2009年に森光子が藤山一郎以来の存命受賞。

第一号の王さんから第十二号の渥美清まで約20年。20年で12名の受賞が、その後20年の受賞者及び候補は15名。森繫久彌が没後に受賞した2009年12月以来俳優・女優・作曲家・歌手での受賞は皆無。ピンクレディーとかの曲の作詞を担当した昭和を代表する作詞家の阿久悠とか受賞しておりません。ドリフターズで茶の間に笑いを提供し、俳優としても一流だったいかりや長介も受賞せず。興味深いのは落語家も漫才師も受賞していないこと。お笑いタレントはゼロなのです。

個人的におかしいのは長嶋茂雄の存命受賞とゴジラ松井の受賞。長嶋が貰えるのなら400勝の金田や、3000本安打の張本、神様仏様稲尾様の稲尾も貰っていい筈。大リーグで活躍なら先駆者の野茂もいる。阪神監督の金本が連続フルイニング出場の記録を達成しても候補にもならず。因みに王さんは中華民国国籍なので日本人でないとダメだということはない。

相撲では千代の富士と大鵬だけ。国技でこれは寂しい。ボクシングの防衛記録を持つ具志堅用高も受賞しておらず。プロレス界からは力道山も馬場も猪木もなし。漫画界はサザエさんの長谷川町子が受賞だが、藤子不二雄や手塚治虫はなし。

そして囲碁の井山雄太。誰やねん!受賞まで名前も知りませんでしたわ。完全に羽生名人とのバーターでしょう。


正直世界記録を更新した方と五輪連覇は無条件で受賞とし、団体球技優勝は無条件(五輪、W杯、WBC)、芸能人は没後受賞(歌手、俳優、女優、作詞、作曲、タレント)。
貰える基準は紅白出場かミリオンセラー、俳優や女優な日本アカデミー賞を受賞。タレントなら冠番組を20年以上持つ・持ったこと。そして有罪判決を受けていない方。

黒い交際もあったけど、力道山は貰って当然の人物ですね。プロレスからは馬場と猪木も基本路線。具志堅用高も当然であり、金本知憲もそう。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。