新函館北斗駅 |
新大阪、新横浜、新神戸などが有名ですが、他にも新富士、新倉敷、新尾道、新岩国、新山口(小郡からの改名)、新下関、新鳥栖、新大牟田、新玉名、新八代、新水俣、新高岡、新白河、新花巻、新青森、新函館北斗とあります。興味深いのは山陽新幹線(新大阪を除く)には18駅中6駅も新が付き、九州新幹線に至っては博多駅を除く11駅中5駅も新が付きます。しかし逆に上越新幹線は新と付く駅名はゼロ。九州新幹線は九州新幹線のために開業した駅は全て新を付ける徹底ぶりです。
実はこの新は新しい駅というのは勿論ですが、基本的に新幹線の新から来ておるのが特徴です。その為在来線のみが停まる駅で新が付くのはおおさか東線の新加美、宗谷本線の新旭川、筑豊本線の新飯塚ぐらいでしょうか。
新しく開業する新幹線が停まる駅名には新が付かない場合は二つの地名を合わせる場合が多いです。典型的な例が上越妙高や水沢江刺。これらは上越市と妙高市、水沢市と江刺市の間に駅ができたから。しかし、水沢市と江刺市は後年合併し、奥州市になったので改名の動きがございます。しかも、奥州駅ではなく、奥州平泉にしたいらしい。因みに平泉は奥州市になっていない。
あとその自治体名や地名がマイナーな場合は旧国名や県名を付ける場合が多いです。典型的な例が三河安城。あと既に在来線の駅があったが新幹線が開業するのに改名したパターンとして、筑後船小屋やいわて沼宮内がございます。沼宮内は特急とかも停車する駅でしたが、船小屋の場合、快速ですら停車しない駅に新幹線が停車。しかも隣の久留米駅と鹿児島本線で4駅、15キロちょっとしか離れていない。反対側の新大牟田駅とも18キロ弱。博多から新鳥栖間が28.6キロもあるのに途中駅がないのだから不要だった気もします。
新もつけて二つの都市名を組み合わせるというバージョンも実はございます。それが北海道新幹線の新函館北斗駅。元々は渡島大野という超ローカル無人駅だったのが新幹線の開業と同時に改名。住所は北斗市にあり、函館市とはかなり離れておりますので新函館案が出た際は北斗市が猛反発。しかし函館市と北斗市では知名度は雲泥の差。それなら水沢江刺みたいに函館北斗にすればいいのに何故か新も付けたレアなパターンです。函館駅はあるのですが、北斗駅というのはないのにです。
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