日本語には正式な日本語名があるのに外国語名、特に英語名の方が認識されている単語が多い。
その代表格はパスポート。正式には旅券だが、パスポートという単語を知っていて旅券という単語を知らない日本人は多く居てもその逆はいないでしょう。しかも不思議と日本人はパスポートを何故か短縮形で言わない。誰もパスとは言わないし、ポートとも言わない。パスポとも言わない。
他にはロープウェイ。正式には索道であり、誰も日常は使いません。 因みにロープウェーは和製英語です。あとガイドもそう。案内人とは誰も言わないです。因みに旅行業界では当たり前のアシスタントは日本語名は皆無です。補助員だと変ですしね。
逆に外国語名が普及しない例もあります。その代表例は搭乗券。英語だとboarding passですが、搭乗券の方が使われております。他にはトラム。日本国内を走る路面電車、市電のことをトラムという日本人はほぼ皆無です。
査証という言葉も多くの方はビザという外国語を使っております。そして日本人が査証、ビザなしで行ける国は154か国(空港到着時に取得できる国は除く)。巷では世界最強の旅券と言われ始めましたが、果たしてそうなのか?
ウィキペディアで調べると意外なことを発見します。旧ニュージーランド領、現在はニュージーランドと自由連合を組むクック諸島やニウエはビザなしで行けるのに自治領のトケラウにはビザが必要。
あとポリネシアのピトケアン島。英国領だが、ビザなしで滞在できるのはなんと14日間のみ!陸の孤島と言われているピトケアンだけに交通は不便だし、航路しかない。悪天候とかで船が着岸できない場合はどうするのか?
逆に日本が査証を免除している国は68か国と地域。その中で特色なのはアフリカでビザ免除の国は三か国のみで、それもチュニジア、モーリシャスにレソト!モーリシャスはいいとして、チュニジアは意外だし、レソトに至っては国自体知らない人も多い!
南米もアルゼンチン、ウルグアイ、チリとスリナム!スリナムはOKでガイアナはダメ。中米に目を向けるとニカラグアとベリーズだけは必要!グアテマラやホンデュラスとニカラグアやベリーズの差はどこにある!しかもニカラグアもベリーズも日本人に対しては免除なのに。
カリブ海もなんとバハマ、バルバドスとドミニカ共和国のみ不要。トリニダード・トバゴ人は必要なのに彼らより貧しい筈のドミニカ共和国人は不要。
外務省職員のうち何人がレソト人はビザ不要と答えられるのか?
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