2018年5月17日木曜日

知名度

道外サイトで「警察24時」を観ていたら、愛知県で逮捕された外国人ははっきりとテロップでも「ベトナム」と出たのに、千葉でのわいせつ事件の被疑者は「東南アジアの国」としか出ませんでした。

この違いは何ででしょう?
大使館からクレームが来たのか?
 
私の推測はこうです。
日本の大学生が逮捕された時の報道と同じでしょう。被疑者が早稲田や慶応の学生なら「早大の大学生を逮捕」と新聞に載ります。しかし、被疑者が駿河台大学の学生なら「私立大生を逮捕」となるのです。
 
私はこの報道姿勢に常々疑問を抱いておりました。早稲田とか慶応は大学の看板に泥を塗られるのですが、 しかし駿河台大学は安泰となります。一流大学だと大学も責任を負えという風潮にしか見えません。この風潮は被疑者が会社員の場合も同じ。電通や三菱商事なら会社名も出るのですが、上場していない会社だと出ません。

ということで東南アジアというテロップもこれと同じです。その国名を聞いて、どこの国か分からないと出す意味がないのです。

一般視聴者はベトナムと聞いて、見てわかるだけの知名度がベトナムにはあります。近年、ベトナム人の逮捕者が多いのも事実。
 
しかし、東南アジアにはそこまで浸透していない国もある。東南アジアという定義なら東アジアの韓国、北朝鮮、中国、マカオ、香港、モンゴルは含まない。対象はフィリピン、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、東チモール、シンガポール、ミャンマー。
 
ベトナムと同じくらい、若しくはそれ以上の知名度がある東南アジアの国はフィリピン、カンボジア、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール。

ということは警察24時の被疑者の国籍は:

●ラオス
●ブルネイ
●ミャンマー
●東チモール

この4つの中のいずれかです。
テロップで「ラオス」と出ても多くの視聴者は?でしょうからね。だから東南アジアと出すわけです。勿論、東南アジアのラオスとも書けない。

被疑者がヨーロッパの人間ならどうなっていたか?
ドイツ、イタリア、フランス、英国、スペイン、ポルトガル、オランダは国名が出ますが、 チェコは出るのか?多分東欧の国で終わりでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。