この記事で一番の注目は逮捕状が出ている社長が海外に行っている点です。
破産した会社の社長が海外に行けるだけの金があることです。
はれのひは成人式向けのサービスを提供なので海外と関連性は少なく、着物が海外で生産されていないのなら出張という名目はあり得ません。それにはれのひレベルの会社が海外と直接取引をするとも思えません。 商社とかが仲介するはずです。
いずれにせよ、経済学で習うシャットダウンポイントを知らないとだめです。日本語だと操業停止点になると思うのですが、この点を下回るとやる意味がない、ということになります。
成人式用の着物のレンタル業を始める場合、まず掛かる初期コストは
- 着物の仕入れ代
- 店舗代
- 店舗内のレイアウト・家具・設備費用
- HP作成・サーバ―代
- 開店前の準備スタッフの賃金
- 店舗代
- 電話・インターネットなどの通信費
- 賃金
- 電気代・水道代などの公共料金
毎月のランニングコストが100万円なら1年で1200万円。100着しかレンタルしないのなら1着12万円のレンタル代以上にしないといけない。1着12万円では初期コストの回収はできないが操業をやめる必要はない。従ってお客さんから12万円を貰っておればお店を閉める必然性はないのですよね。
ということは「はれのひ」はランニングコスト以下の代金を払って貰ったことになる。もしくはレンタルする着物の数が想定よりだいぶ下回ったということになります。それか着物数が多くなり、その仕入れ費用に回さないといけなく、ランニングコストをカバーできなかったか。
例えば映画館の場合、満席だろうが観客が1名だろうが上映しないといけないので、掛かるランニングコストは全く同じ。違いはチケットの印刷に掛かる数円でしょう。なので500人入る劇場で入場料が1500円としたら一回の上映で最大75万円から最低0円までの売り上げ幅があります。 映画館の場合は映画自体で入場者が変わってくるので映画館の努力だけでは済まない。従って人気映画で回収しないといけない点もございます。
話は脱線しますが、映画ってよく考えたら曜日や時間、女性割引はあったりしますが、 映画によっての割引は一切ないですよね。スーパーなら閉店前に割引するのは当たり前。おかずコーナーは朝と閉店前では値段は違うのが当たり前。
ということは映画館も上映する映画によって封切り直後と上映終了前で料金を変えないといけないと思うんですよね。映画は封切り当初は入りますが、最後は減るのが当たり前。勿論口コミで封切り直後より2週間後の方が入る場合もありますが、その場合上映を伸ばせばいいだけ。これはテーマパークや遊園地も同じ。曜日や季節によって割引があってもいいのだが、ありません。日本の鉄道会社もない(指定席以外は)。
欧米だとネット予約・購入が当たり前で、列車ごとに運賃が違ったりします。事前に買えば買うだけ安くなり、直前だと高くなる。ツアーも割引制度があります。
いずれにせよだいぶ先にお客さんから大金を預かっておきながらの破産はありえません。はれのひは確実にブラックでしょう。
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