2018年8月14日火曜日

ローラン・ギャロス

テニスには4大大会、グランドスラムがあり、全豪、全米、全英(ウィンブルドン)と全仏オープンであるのだが、チェコを含めた欧州ではフレンチオープンよりローラン・ギャロスという名称の方が有名です。テニス好きな日本人も知っているでしょう。

ローラン・ギャロスと呼ばれる理由は会場がスタッド・ローラン・ギャロスであるからで、ウィンブルドンとは違い、地名ではなく、人名です。ローラン・ギャロスさんと言う人物名が付いたテニスアリーナです。

ここまでは知っていても普通、このローラン・ギャロスという人物はフランスの偉大なテニス選手か全仏オープンの開催に尽力した大会関係者だと想像します。近代五輪の生みの親、クーベルタンみたいな発想です。

しかし、この方テニスとは全く関係ございません。しかもパリ生まれでもございません。それなら政治家か医師、学者か?となりますが違います。軍人です。正確に言えば 
レユニオン島生まれのパイロットです。

人類初の地中海横断に成功したパイロットであり、のちにフランス空軍に入隊し、第一次世界大戦の際にドイツ内で不時着し、捕虜になるのですが脱走し、再度に戦列に復帰。しかし、すぐに撃墜され、戦死します。

彼の死後10年ほど経った際にテニスアリーナが完成し、その際名付けられた模様です。因みに故郷のレユニオン島はインド洋に浮かぶ、フランスの海外県。その主都であるサンドニの国際空港も彼の名前が付けられております(これは逆に至って普通)。

パリの国際空港も将軍・大統領のシャルルドゴール。プラハの空港もチェコ初代大統領のヴァーツラフ・ハヴェルに因んだ命名。欧米では政治家の名前から付けられた空港が多いです。ニューヨークのケネディ空港もそうですからね。

逆に日本は少ない。高知の龍馬空港ぐらい。松山の野球場は坊っちゃんスタジアムだが、空港は夏目漱石空港ではない。一番可能性があるとしたら福島県の会津地方に空港ができた場合。これは確実に野口英世空港で決まりでしょう。

山形も松尾芭蕉空港、、稚内は間宮林蔵空港、小松空港は松井秀喜空港、成田は長嶋茂雄国際空港、 熊本は山下泰裕空港で良いと思うんですよね。

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。