2018年10月29日月曜日

100周年②

前回の続きです。

ブラチスラバ空港と結ばれている路線ではライアンエアのロンドン・スタンステッド空港便が一番乗客が多く、2016年には23万4千人を記録します。これはブラチスラバからロンドン、ロンドンからブラチスラバの人数の合計なので一日約320人がブラチスラバから飛び、そして320人がブラチスラバに到着していると言えます。

因みにプラハ空港の場合、一番乗客が多い路線はモスクワ便で74万9千人。1000人以上がプラハ空港を毎日たち、毎日到着しているとも言えます。人口の差を考えると驚く数値ではないのですがブラチスラバとプラハ、いやスロバキアとチェコでは大きな違いがあります。違いとは乗客の国籍です。

プラハの場合、多くの観光客が連日プラハ空港に到着します。その為、外国人とチェコ人では圧倒的に外国人の方が利用者は多いです。路線にもよりますが比率は最低でも2:1。しかし、モスクワ便の場合、チェコ人の比率はもっと少なくなり、最低でも10:1でしょうね。というのもプラハに来るロシアの観光客は死ぬほどおりますが、周りにモスクワに旅行したチェコ人の友人はおりません。乗り継ぎ客の場合でもモスクワ経由で来る日本人やアジア人は多いですが、不思議とアエロフロートを利用して日本に行くチェコ人に遭遇したことがないです。

ブラチスラバの場合、これと言ったメジャーな観光地ではないので外国人よりスロバキア人の利用者の方が多いのは確実です。比率は逆転し、1:2では済まないと思います。しかも学会やビジネス以外の利用者はもっと少ないというイメージのブラチスラバ空港です。

蛇足ですが、プラハ空港の場合、モスクワ便の次がパリ便でその差は数千人なのですが、ブラチスラバ空港の場合はダブリン便でその差は10万人。尚、モスクワ便は約7万人で、プラハ空港の1/10以下。しかもモスクワ便はLCCが担当。

そして前号で書いたとおり、ブラチスラバとパリは結ばれていないのでパリ便の利用者はゼロ!隣の国、もともと同じ国だったのに路線がないというのが異常です。

つづく

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明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 昨年の12月13日から1月13日まで日本に一時帰国しておりました。 今回は帰省と仕事の両方でしたがあっという間の1か月でした。  今回のポイントは初の種子島訪問でした。